ミリタリーマニアの中にも細かい分類があるんだよ。けれどみんなガルパンの話をするんだよ。

ミリオタというのは

戦闘機なんてものは一般市民が一般的な生活をするうえで必要であることは全くないことはこの私が保証いたします。

それ以前に所有することはできないし(アメリカとかでは売ってるらしいが)。

というわけで好きな戦闘機の議論が起こった時に実際の乗り心地であるとかを車やバイクの試乗会での経験のごとく語ることは航空自衛隊で3機種位を乗りこなす人でないと不可能であります。

となれば、論争となるのは図面上での形、数値、戦歴、格好よさなどなど、まさに机上の空論となることが間違いないのでミリオタという人種がやはりオナニー野郎ということが証明されるわけです。

それはきっとサバゲマニアや軍装マニアにも平等に当てはまるわけで、いくら「陸自迷彩はダサい」とか「マルチカム迷彩はかっこいい」などを感じていても趣味の領分であるのでそれぞれの感性こそ重要なのです。

同じように「89よりHK416だろ」と言っていてもお前の持っているのはエアガンないしはガスガンだろうに、と言ってはいけない。NRAの庇護にない日本国ではマルイが電動ガンを出しているおかげでミリオタが堂々としていられるのですし。実際サバゲーは楽しいしね。

いちいち「本当ならこんな戦闘はない」とか気取った風にいう人より割り切って楽しんだ者勝ちである。

とまあ、述べながらも結局は同じミリオタの一括りにされてしまうんですけどね。

しかし、

当事者同士が比較されるにしてもすごく興味の内容が近いのに思想の相容れないこともあるのだ。

 

いや、本当に。

 

どちらも妄想しているんだとは思うんだが認識が違う

私の知り合いに10代前半から自衛隊機を撮りまくり、愛読雑誌は「Jwing」と「軍事研究」でそのまま航空自衛隊に入隊したクレイジーな奴がいる。もうどうにでもなれ。

彼は最新の国際情勢と陸海空自衛隊の装備やら部隊の情報やら在日米軍の話やら演習の話やらには矢鱈詳しい。いや、軍事研究を毎月購読しているので当然である。

で、私は同じくミリタリーが好きなので周りからは同類であると見なされている。

しかし、彼と軍事の話をすれば対立することやかみ合わないことが多々あった。

何故か。

ジャンルが違うからに決まってんだろ!!!!!

まず、入り口が違うんだよ!

どういうことか。

 

私は模型からミリタリーの道を進み始めた。

彼は自衛隊機の撮影から入門している。

これら2つの事実から考えるに、

私は

ウォーターラインシリーズ⇒空母艦上機⇒WWⅡの軍用機⇒冷戦期の軍用機

と歩んできたのでいわばロマン主義

彼は

自衛隊機の撮影⇒陸海空自衛隊の装備⇒在日米軍ジェット機

と歩んできたと予想(ちょっと自信ないけど)、明らかに写実主義

 

愛読の雑誌も全く違うぞ。

私はModel Graphix Scale Aviationというように模型雑誌がメインで航空雑誌は本屋で軽く読む程度。

 

モデルグラフィックス 2016年 03 月号 [雑誌]
 

 

 

Scale Aviation 2016年 03 月号 [雑誌]

Scale Aviation 2016年 03 月号 [雑誌]

 

 

彼は先述の通り、Jwing 軍事研究辺りである。もしかしたら航空ファンや航空情報とかも買っているかもしれない。

 

J Wings (ジェイウイング) 2016年4月号
 

 

 

軍事研究 2016年 03 月号 [雑誌]

軍事研究 2016年 03 月号 [雑誌]

 

 

で、好きなジェット機も違うわけだ。

私はF-105が大好きだが、彼はこの偉大なるワンマンファイターにしてマルチロールファイターの先駆けを知らなかった。マジショックでした。かなり濃密なミリオタだと聞いていただけに驚愕したことを覚えている。

逆にF-15とかが好きなのは一緒なのだけれど、いかんせん彼の話には全くついていくことはできない。F-35の進捗状況等最新の軍事ニュースは彼に分があることに私は全く異論を持たない。

 

結局、両者の住む領域が違うのだ。

これって多分鉄道マニア内のジャンルの違いみたいなものなんだよな。いや、鉄オタのこと全然知らんけど。

 

とにかく、私と彼は同じだけど同じじゃないのである。

じゃあ、逆に何が同じなんですかって?

 

 

どちらもガルパン劇場版を熱心に見に行っていることかな…

 

 

やはり、アニメは対立を忘れさせてくれるよいものですね、、、

 

 

最後にミリオタの究極形態の実例、悩めるミリオタのロリコン宮崎駿を取り上げる。

風立ちぬ」は一般人の印象は戦争に近づく時代の中、航空機設計も愛も他意なくがむしゃらに突き詰める天才技術者の話だね、

と私は今思いついた。しかし、

実のところ、監督は、

めっちゃ戦闘機を題材にした映画を作りたいけれど普通に戦闘機が活躍する映画を作ると「空軍大戦略」だよ。かといって「やっぱ戦争はダメだ」とかで締めくくるとありきたりな上にどうあがいても凡作、駄作のそしりを免れないし。もう史実ガン無視でいくしかねえな。声は庵野にすることで感情表現に乏しい研究者の精一杯さを出せるっしょ

みたいに考えていたのかもしれない。

結局、「風立ちぬ」は多分監督の読み通りで評価されミリオタからは敢えてゼロをほとんど出さずに9試艦戦とかマイナー機だらけやないか!とやるじゃんと高評価。一般観客からは病弱な菜穂子さんめっちゃ健気ですね、みたいな感じでいいストーリーやねと高評価。すごいよこのじいちゃん。

 

風立ちぬ [DVD]

風立ちぬ [DVD]